困難を乗り越える術(すべ)とは

困難を乗り切るためには、物事を見通せる力すなわち想像力が必要です。
その想像力がいま、危機的な状況にあります。
想像力が弱まっている方が多いのです。
想像力は近未来をイメージする力なのですがその想像力が弱かったり、
ゆがんで発揮されてしまう人が増えています。 

例えば、人を平気で傷つける言葉を言って相手を傷つけたり、
無理な割り込みして周囲を不愉快にさせたり等。
世の中には、周囲に迷惑をかけるいわゆる「困った人」がいます。 
こういう人たちは、自分の言動や行動が、どれだけ周りに影響を与えるかがわかりません。 

なぜ自分の非に気づかないのか。
それは相手の立場がわからないから。

相手の気持ちになって考えればわかることが、相手の気持ちになれない、
つまり想像力が働かないのでわからないのです。 
人間にはいろんな能力が備わっていますが、
想像力の乏しさはそのまま社会の生きづらさになるわけです。 

どうして想像力のない人が増えているのか? 
いろんな説はあるかと思いますが、
私は情報化社会が一番の原因だと考えます。 

世の中いろんな情報にあふれています。
テレビをつければいろんなニュースや番組が津波ように押し寄せます。
ネットをつなげば、それこそ無尽蔵の情報が手に入ります。

このような情報化社会のなか、私達は無限の情報を手に入れました。
しかしその代わりに、無い物を生み出す力、想像力を失いました。 
頭を使わなくてもメディアに繋がれば、明確で魅惑的な情報を手に入れることができます。
自分の頭を使わなくても良いため、自分で考える事をしなくなります。 

人間の頭は筋肉と同じで、使わなくなると衰える一方。
映像や画像は確かに情報量も多く、効率的に脳に入っていきますが、
文字を読んで自分の頭の中で想像を膨らませ、
未来を予想することはなんと美しい行為ではありませんか?

どんなにキレイな写真や画像よりも、
自分の頭の中にある想像の世界が尊いです 

そのためには読書をしましょう。
活字離れが久しい世の中ですが、今こそ本を読むべきです。

無数のテキスト文字がお互い有機的につながり、
世界を広げていく様はYouTubeの動画よりもわくわくするし、
何より楽しいです。
無限の広がりが私たちの脳の中に備わっています。 

読書で想像力を養えば、自分の未来が見えてきます。
見通す力、ちょっと先の未来を見る力は、心を静め有効な考えを生み出し、
何をすべきかの判断ができます。
薬物療法も大事ですが、その薬物療法でも想像力は必要です。
なぜこの薬が効くか説明できても、想像力で効果を予想する必要があるからです。 

みなさん、たくさん本を読みましょう。
想像力を養いましょう。
楽しい未来を語り合いましょう。

私たちはある意味想像の生き物です。想像から創造へ。
私たちには輝かしい未来が待っています。