人生とはなんぞやと考えさせてくれる、スタッフ特製の田芋揚げ

料理上手なスタッフのおかげで
食べ物には困らない
とくだ心療内科。

本日の一品は、田芋揚げ。

口の中にほどよく収まる
ちょうど良いくらいの大きさの田芋揚げ。
茶色の衣を身にまとう愛くるしさは
味覚と視覚を同時に刺激してくれます。


「早く食べたい」という気持ちを抑え
箸の先で田芋揚げを挟みます。
食欲と理性が闘う様子が
箸を持つ指先でわかります。


平静さを意識しながら、
田芋揚げをゆっくりと口の中へ運びます。


すると


その瞬間、私の身体に
味覚の神様が降臨します。


カリカリとした表面の中に
ほっこりとこぼれる柔らかな田芋。

恐らく二度揚げの妙技を駆使したであろう
そのスタッフの熟練した技は
まさに神業。


「神は細部に宿る」という言葉通り
余分な油もカットしたこの田芋は
神々にも献上したくなるような一品。


それにしても出勤前の慌ただしい時間に
揚げ物をする当院スタッフの所作には
”感謝”の二文字以外、
漢字変換できるものはありません。


「人生とは
人が生きるのではなく
人のために生きること」
(徳田毅)


この言葉を冷凍庫ではなく
記憶の倉庫から引っ張り出してきてくれた
スタッフ特製の田芋揚げ。


跡形もなくなった小皿を
詰め所テーブルに置き、
いざ診察に向かうのでした。