トイレの怪事件

ある日の出来事。
夜の帳(とばり)が降り始めた夕刻頃、
私はひとりクリニックで残業していました。
たまっていた診断書や書類を書くためです。
私は書類を書く時は、診察室や院長室ではなく
待合室のカウンターを使います。
当院待合室カウンターは、某スターバックスを
マネして作ったので
スタバで仕事しているような気になります。
そこでいつも通り黙々と仕事をしていました。

しかし日々の診療と家族サービスで疲れていた私は
ボールペンを握りしめながら
うとうと居眠りしていました。
夢うつつとはまさにこの事と思っていた
次の瞬間!!

じゃー(水の流れる音)

!!!

私以外、誰もいないはずの待合室。
男子トイレの方から
トイレの(小便器使用後の)洗浄音が
流れるではありませんか!!

いきなりの洗浄音に
私はすっかり驚きました。
誰かいるの?と思い
男子トイレに一目散。

しかし


誰もいない


しぇー(古い?)


もしかして


妖怪のせい?(これは新しい)


いやいやふざけている場合ではない。

やっぱりこれって

・・・・

向こう側の方々!?

恐怖で眠気がすっかりふっとんだ私は
その後、驚異的な集中力を発揮。
診断書10枚を30分で書き終えた私は
逃げるようにクリニックを後にしました。

もちろん塩を
自宅玄関前で
力士の土俵入りのように巻きまくり。

こわいよー


翌日。

事務長にこの件の事を話しました。
すると
事務長曰く。

「院長、待合室男子トイレ
自動洗浄付いていますよ」

ちゃんちゃん