ご飯の裏打ちは、私の1日の始まり

私は毎日、午前4時半に起きています。
眠れないわけではなく、この時間帯に起きないと家事が間に合わないからです。
そのかわり午後10時には寝ていますのでご心配なく。

さて、その私の目覚まし方法。

私は目覚まし時計等は使わず、あるものを使っています。
そのあるものとは”炊飯器”。

前日にお米をとぎ、起床時間に合わせてタイマーをセット。
翌日(午前4時半)、ぴーひゃららーなる音を響かせて鳴りわたります。

炊飯器はもちろんキッチンにありますが、寝室にいても聞こえます。

炊飯アラームを耳にしたらがばっと起きだします。
すぐさまキッチンへ駆け込みます。
そこでやるのが”裏打ち”。

裏打ちとは、ご飯を美味しく炊くための大事な儀式。
炊き立てのあつあつお米を、しゃもじを使いお釜の中でひっくり返していきます。
お釜の底にあるご飯に空気を送り込み、全体的にお米と蒸気をかき混ぜます。
そうするとお米がツヤツヤします。

この裏打ちをしないとどうなるか。

ご飯がべっとりしたり、釜に接していた部分は堅くなり過ぎたりと美味しくありません。

我が家の炊飯器は古いため、裏打ちしないとご飯が焦げてしまいます。

しかもこの裏打ちの儀式、炊きあがり開始10分で行わないといけません
(10分は蒸らしの時間として)。
なので時間との勝負。

灼熱の水蒸気と格闘しながら、白いしゃもじを手にご飯をかき混ぜる。
蒸気に触れながら琥珀色の衣をまとっていくご飯。

朝から一仕事を終えた充実感がわき上がります。

裏打ちへの過度の強迫観念と炊き立てご飯への熱い思いを胸に、私の1日は始まります。

以上、キッチンからお届けしました。

(682文字)