なぜジェネリックは生産者表示をしないのか?

この前買い物をしていたら、トマトやキュウリに生産者表示がされていました。
よく「○○さんのトマト」、「○○で採れたキュウリ」など書かれているものですね。

これ便利ですよね。
食品の偽装問題や食の安全考えると”とりあえず日本国内でまともな人が作った野菜”であることがわかります。
特に顔写真があるということは、自分たちが作ったものに自信がある証拠。
消費者にとって、食べ物のように自分の身体に取り入れるものは、誰が作ったのかを知りたいものです。

この生産者表示、クスリとくにジェネリックの会社もやって欲しいです。

先発品のメーカーなら、医師である私たちはある程度生産者である製薬メーカーの事がわかります。

彼らはMRを通じて定期的に情報提供してくれるし、MRの方々と話を重ねていくと、その製薬会社のイメージが伝わってきます。

なので私たちはお薬を処方するとき、クスリ自体のイメージも浮かびますが、担当しているMRさんの顔もイメージします。
作り手とその製品は、密接な関係があるのです。

生産者である製薬会社が信頼できるかどうか、医師との直接対話をいかに重ねてきたかで、このクスリを処方するかどうか決まります。
少なくとも私はそうしています。

一方、ジェネリック会社はどうか?

よく、先発品とジェネリックは同じ成分だから安全だといいますが、それはちょっと極論です。

確かに成分は同じかもしれませんが、
そのクスリを作る機械は同じように清潔か、他の物質が混ざっていないか、品質管理はどうか。
ジェネリックの会社はどんな人たちなのか?
処方する私たちにとって情報が不足しています。

加えて、1つの先発品に20くらいのジェネリック社がありますから、20社全て品質保証されているかどうか、正直医師の側もわかりません。

なので、せめて店頭販売の野菜のように
わかりやすく生産者表示をして欲しいです。
「私が作りました」なる顔写真付きの案内が欲しいです。
はい、結構まじめに申し上げています。

国は医療費削減のためにジェネリックを推奨するだけの事であって、ジェネリックを扱う会社全てにお墨付きを与えているわけではないです。

ジェネリックの会社も、国の保護に甘える事なく自分たちの良さをどんどんアピールしていただきたいです。

以上、スーパーの青果コーナーからお届けしました。

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