クスリを飲むのは良い事か悪い事か?

「眠れていないのは認めますが、クスリは飲みたくありません。」
「心療内科(あるいは精神科)には行きたくありません」

特に産業医をして思うのですが、明らかに精神的な不調を来しているにも関わらず、受診するのを拒む方もいます。

気持ちはわからないのでもないですが、心療内科や精神科、安定剤や眠剤は結構誤解を受けているのも事実。

今日は特にクスリについて。

そもそもメンタルの病気とは何か?
一言でいうと機能障害、
つまり心や体のリズムが乱れっぱなしという状態です。
たとえば心が乱れていれば、落ち着かないし眠れない。
身体のリズムが乱れていれば、眠れない、食欲が無い等の不調を来します。

なので、治療の原則は”リズムの乱れを直し、調子を整える”という考え方です。

そしてクスリは、”心身のリズムの乱れを直す”ものなのです。
決して”薬漬け”という表現のように、どっぷりと何かの成分に浸るという目的ではないのです。

もちろんクスリだけで充分ではないです。
リズムの乱れですから、早寝早起き・朝食を含め三食きちんと取る・間食しない・定期的に身体を動かす等
リズムを整えるための養生の工夫も必要です。

大切な事は、クスリを飲むのが良いか悪いかという二元論ではなく、クスリも養生も両方うまく取り入れるというバランス感覚の方が重要なのです。

以上、子供の送迎待ちの車内からお届けしました!

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