今回はまじめに少子高齢化の問題を考えよう。取り組むべきは”保育士のメンタルヘルス”

日本国最大の悩みである少子高齢化。

この問題を解消するために、安倍政権は出生率を 1.8に高める目標を掲げています。

実現のためには共働き世帯の子育て支援を強化せねばなりません。 

そのためには保育の受け皿を増やす必要があります。

 

しかしその担い手である保育士が圧倒的に不足しています。

保育士さんがやめていくのです。

 

なぜ保育士は辞めていくのか

 

厚生労働省の試算だと、保育士は全国で約9万人不足していると言われています。

保育士として働く人は全国に約40万人いるのに対し、資格を持っているが離職しているといういわゆる潜在保育士は約70万人もいます。 

しかも毎年、3万5千人が離職しているそうです。

 

なぜ保育士は辞めていくのでしょうか?

 

結婚・出産等のライフイベントもあるが、メンタルヘルスの不調も原因として挙げられます。

 

保育士の仕事は想像以上に過酷です。

 

業務日誌の作成、父母対応、職場内の人間関係等のストレス等々。

これらが重くのしかかり、やがて本人の健康をむしばんでいきます。

 

そしてある日、いきなりこう切り出されます。

 

「園長先生、私には仕事を続ける自信がありません」

 

 このような事態になった場合、保育園の園長すなわち管理者は非常に困難な対応を迫られます。

 

ただでさえ人手不足の現場でさらに欠員が出ると、本人への対応はもちろん、他の職員の負担増大します。

自身も忙殺され不調となります。

仮に労災請求された時は、自身の管理責任を問われる可能性もあります。

 

メンタルヘルス不調の問題は、突然ふって沸いたかのように出現します。

そうならない為に、早い段階でメンタルヘルスに関心を持ち、研修等を通じて学ぶ必要があります。

 

メンタルヘルス関連の事を学ぶ事によって、事前に察知し適切に対応することができます。

これらの難局を乗り越え、保育士が安心して長く勤める事ができるようになります。

 

保育の現場環境が改善し保育士が長く勤める事ができれば、子育て世代が安心して子供を預け仕事に専念できます。

全体として好循環が生まれ、生産性が高まり国全体が活況となります。  

 

保育の管理者にはメンタルヘルスへの理解が切に望まれます。

 

以上、診察室からお届けしました!!

 

(980文字)