普段は目立たないけど、たまに良い働きをしてくれる安定剤、その名はデジレル!

普段は目立たないけど、たまに主役級よりも良い仕事をしてくれる役者さん、いわゆる名脇役の役者さんっていらっしゃいますよね。
大杉漣氏や笹野高史さんみたいな役者さん。
笹野さんはいいよねー。彼にいじわる婆さんさせたら、青島幸男氏よりもぴったりくると思いますけど。
そんな名脇役みたいなクスリ、実はあります。
それが今回紹介する”デジレル”
(レスリン、アンデプレも同じです)
デジレルは1991年発売の抗うつ剤です。
25年前の古いクスリです。
うつのクスリという分類ですが、正直抗うつ効果は他の安定剤、例えばSSRIなどに比べると弱いです。
じゃあ何が良いのかというと、眠りを深くさせてくれます。
深部睡眠を増やしてくれます。
ヘタな眠剤より、こっちの方が寝かせてくれます。
なので、我々からするとデジレルは眠剤のような位置づけです。
同じようクスリに、レメロンというのがあります。
こっちの方は本当にぐっすり眠れ、眠剤よりも効果があるのですが、人によっては効きすぎたりして眠気が強く残る場合があります。
そしてレメロン最大の難点として、食欲が増えてしまう事です。
もちろん内服した人みんなそうなるわけではありませんが、高い確率で食欲増進します。
使っている方によると、満腹感がなくなるので、いくらでも食べられるという事でした。
なので食事量には非常に気を遣っているそうです。
デジレルも食欲増進は無いわけでは無いですが、そのレメロン程はありません。
少なくとも私は、デジレルで過食で困ったという経験はないです。
ひどく眠れないのに眠剤が効かない。
でも強いクスリも敬遠したい。
そのような方にはこのデジレルはしっくりきます。

25年前の古いクスリだけど、その分副作用等のデータも充分そろっていて、処方する側からすると、未知の副作用を心配しなくても良いので、実は使いやすいクスリなのです。

 

新世代のクスリのように派手さはないけど、眠れずに困っている方をそっと支えてくれる。

まさに名脇役なクスリです。
以上、診察室からお伝えしました!!