そろそろこの辺りで”依存”について考えてみるか

ども、院長です。

今日は困っている人がとても多い”依存”について、お話してみたいと思います。

依存とは

依存とは、他人やモノに”こころのよりどころ”を求めている状態です。
まず大事な事は”依存そのものは悪ではない”ということです。
というより、依存は人間にとって避けられないものです。

なぜかというと、私たちは人間社会の中で、お互いに依存しあっているからです。
家族がいないと成り立たないですし、職場で同僚がいないと仕事ができません。
親や兄弟、親戚や一族など、みな誰かのお世話になっています。

「いや、おいらは一人で生きている」という方も、必ず誰かのお世話になっています。
あなたがお召し食べ物だって、誰かが作ってくれているから食べていけるわけです。
お召しの洋服や住んでいるお家だって、誰かが作ってくれてそれに私たちは頼っています。

私たち人間は、人間同士で依存しているのです。

そしてこの依存の中で、生活や仕事に支障を来した状態が、依存”症”になります。

3つの依存

依存は、その対象によって大きく3つに分かれます。

人への依存

この人がいないとやっていけない状態です。
人間は本来平等で、誰かが誰かを支配することはあってはなりません。
でも時々、その水平感覚が崩れ、誰かを支配する主従関係ができます。
これが人への依存です。
これは家族の中で良くおこります。

親がいないと生きていけない、配偶者がいないと生活できないといった具合です。
人への依存は、ほどよく適度にが大切です。

モノへの依存

代表的なものがアルコール、たばこ等です。
他にも薬物、特に大麻や覚醒剤などの問題があります。
最近は子ども達の間で、スマホ依存も問題になっています。
これらのモノ系の依存は、心だけでなく身体まで支配してしまいます。

行為への依存

ある行為に対して依存する状態です。
一番わかりやすいのが、ギャンブル依存です。
ギャンブル依存は、お金そのものよりも、ギャンブルという行為で得られる射幸心(しゃこうしん:幸せを射止めるこころ)をかきたてます。
最近沖縄で特に多いという印象です。
沖縄って土地が狭い割には遊技場多いですからねぇ。
買い物依存も、行為への依存にあたります。

依存症治療のポイント

依存症治療のポイントは3つ。

1つめは、とにかく止めること

特にアルコール依存がそうですが、アルコールは依存になったら一切止めるのが重要。
よく節酒(量を減らす)を提案する方いますが、節酒では絶対に治りません。断言します。
わずかな量でも、あとちょっと、あとちょっとで、結局節酒にはならない事がほとんどです。
止めるなら、すぱっと止める。これ大切なり。

2つめは、対象をすり替えること

ギャンブル依存なら、同じ行為系の依存に切り替えましょう。
たとえば、運動や音楽など、発散系の行為に切り替えると、換えやすくなります。

モノ系なら他のモノで、行為系なら他の行為で返還すると切り替えやすいです。

3つめは、仲間をもつこと

医師から金言格言を授けられ、依存から脱出できた人はいません。
そもそも今の医療では、依存症を良くする事はすごく難しいです。

それよりも、同じ依存で悩む同士を作り、お互い同士で励まし合う横のつながりが必要です。
アルコールならば、断酒会はとてもお勧めします。

というより、断酒会に入って横のつながりを作らないと、治るのは難しいでしょう。

「この前飲み会でつい飲酒しそうになったが、断酒会のメンバー達に言われそうだったので、飲むのを止めました」というのは、断酒に成功した患者さんのお話です。
何か示唆に富むエピソードだなっと思い、ずっとこの言葉を覚えています。

人間は弱いもの

何かに頼って生きていくのは人の性(さが)です。
でも、その弱さを克服する強さがあるのも人間。
自分と他人を信じて、これからも生きていきます。

以上、イオン沖縄ライカムのスタバからお伝えしました
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