薬を飲みこむ場合は、思い込みも一緒にどうぞ

ども、院長です。
今日は雑感。

リーゼという薬があります。
安定剤の1つで、不安を和らげる抗不安薬という分類になります。

このリーゼ。
抗不安薬の強さランキングをしてみると、5が最強で1が最弱とすると、リーゼは思いっきり1、すなわち最弱です。

ちなみにかの有名なデパスは2,
精神科や心療内科でよく使われるソラナックスは3
最強はレキソタンです
※個人の印象です。

リーゼは本当に弱い薬です。
80代の年配の女性が使っても、ふらつきや眠気などの副作用がほとんどありません。

このようなリーゼですが、当院での処方調査によると、当院で一番使われている安定剤です。

なぜか?

効き目が一番弱いですが、一番弱いという事が逆に強みになっています。
どういうことか?

効き目が弱いということは、逆に言うと副作用を心配しなくても良いということ。
つまり、積極的に使えるという事です。

抗不安薬を使う場面は、人前での不安緊張、嫌な場面に遭遇したあとの気持ちをコントロールしたい場面です。
このときに副作用の心配をしてしまうと使用に中途してしまい、使う事をためらってしまいます。

大事な事は、薬を使う使わないの問題ではなく、”薬を含めたいろんな手段で、いままさにこの場面を乗り切る”事なのです。
薬の効き目自体は、決して重要ではないのです。

リーゼは薬効的には、実は大して影響を与えません。
でも

”リーゼは副作用がほとんど無いから大丈夫。
なので今リーゼを飲んだから、この(嫌な)場面は乗り切れる”

という自信を持ちやすいのです。

この”思い込み”さえあれば、要はリーゼだろうがソラナックスだろうが、ラムネ菓子だろうがスッパイマンタブレットだろうが、みんな同じなのです。

抗不安薬をお使いのみなさん!
ぜひリーゼ(やその他の抗不安薬)を使う場合は、
「自分はこの場面を必ず乗り切れる」という思い込みも
一緒に飲み込みましょう。

以上、診察室からお伝えしました!!

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