人事担当のみなさま!リハビリ出勤の名称を変えましょう

ども、院長です。
診療と同じく、企業で産業医もしています。
今回はメンタルヘルス不調で休職し、復職する時の話。

長い療養から急にフルタイム勤務をすると、調子を崩して再休職になる場合があります。
長い休みの生活パターンから一変して、ストレスフルな仕事環境に戻ると、その変化についていけずに再び調子を崩し、再休職となるパターンです。
そうならないように、今ではほとんどの企業でリハビリ出勤なる制度が設けられています。

リハビリ出勤とは、半日勤務からスタートして少しずつ勤務時間を増やし、最終的には元の勤務時間に戻していく制度です。
少しずつ時間を増やすやり方の方が、環境の変化が小さいので無理なく職場に戻りやすい傾向にあります。

しかしこの”リハビリ出勤”という名称。
私からすると、ちょっとツッコミたくなる言葉です。
リハビリとは「機能低下から改善する過程」という意味です。
つまり”途中”です。
改善の途中であれば”まだ復職できる状態ではない”と考えます。
回復途中の方を仕事に戻してぶり返した場合、本人だけでなく周囲にも影響します。

職場は本来は”働く場所”。
”リハビリするところ”ではないのです。
リハビリ出勤が必要な方は、私からするとまだ復職困難です。
療養中にしっかりリハビリして治しましょう。

医師からは復職可能と診断書出ているんだけど、実際に働かせてみないと分からない場合。
そういう場合は、
”みなし出勤”あるいは”試し出勤”と呼びましょう。
とりあえず働けると”みなし”て、本当に働けるかどうか”試す”という意味です。
こちらの方が名称としてはしっくりきます。

ということで、労務担当の皆様、”リハビリ出勤”ではなく”みなし出勤”という呼称を使いましょう。

以上、産業医からお伝えしました←今日の記事は非常にマニアックですみません。