カゼには必ず葛根湯!!・・・ではないよ!!

ども、院長です。
沖縄地方、寒いです。
最高気温が20度しかない←本土の方、ツッコミ入れて下さい

さて、こうも冷えると
カゼをお召しになる方、多いです。

カゼをひいたな、なら葛根湯!!

と行きたいところですが
ちょっと待った!!

カゼでおなじみの葛根湯。
実は”カゼのひきはじめ”にしか
効果ありません。

カゼを漢字で書くと
「風邪」
つまり
「風(かぜ)の邪(じゃ)」です。

この“かぜのじゃ”は、
体の外から人間に襲いかかります。
“かぜのじゃ”の得意技は
身体を冷やすこと。
そうなると寒気・悪寒を感じます。

そうです、寒気や悪寒がしたら、
あなたには
“かぜのじゃ”が取り付いているのです!!
←こわいよ、その言い方。

しかしご安心を。

その“かぜのじゃ”を追い出すのが、
葛根湯です。

葛根湯の7つの生薬
(桂枝・芍薬・生姜・大棗・甘草・麻黄・葛根)
がチームを組み、
“かぜのじゃ”を追い出してくれます。

このチーム葛根湯の得意技は
汗をかかせる
です。

チーム葛根湯は“かぜのじゃ”を
やっつけるわけではありません。
そんな力わざができるのは抗生剤です。

何するかというと、
チーム葛根湯は、
“かぜのじゃ”を
体から立ち退いてもらうのです。

つまり、

エースの麻黄と桂枝で熱を作り
“かぜのじゃ”を追い払います。

葛根湯で身体を温め、
冷たい“かぜのじゃ”に、
悪いけどさー、出て行ってくんない?
みたいな感じで
身体からゆっくりと追い出すわけです。

麻黄と桂枝で身体を温め
じとーっと汗がでてきます。
その熱さと汗で
“かぜのじゃ”を追い払います。

風邪を引いたときに汗をかくと
治りがはやいというのは
ここから来ています。

うーむ、チーム葛根湯。
なんとも民主主義。
君たちに1票。

こんな素敵なチーム葛根湯ですが、
弱点もあります。

それは、
“かぜのじゃ”が体内に入ってしまうと、
追いかけられません。

つまり

こじらせてしまうと、
チーム葛根湯は効きません。
惨敗します。

チーム葛根湯が対応できるのは、
あくまで体の表面まで。
だってエースの
麻黄と桂枝が
身体の表にしか効かないからです。

身体の中まで侵入されると、
他の漢方薬チームにバトンタッチです。

こういう事情を知らずに、ただ

カゼには葛根湯

というフレーズだけ覚えていると
痛い目にあいます。

葛根湯が効くのは
あくまでもカゼのひきはじめ。
こじらせても葛根湯飲み続けたら
効かないのでよけいに悪くなります。


 体調おかしいな、
 寒気がするな
 節々の関節が痛むなと感じたら、
 病院やクリニックに
 早めに行くのが良いですよ。

以上、診察室からお伝えしました!!