沖縄にしては今日は寒いので、 附子(ぶし)の話をしてみよう 653

沖縄にしては今日は寒いので、 附子(ぶし)の話をしてみよう
ども、院長です。

寒いので、今日は身体を温める漢方の話。
漢方は生薬という、薬の効き方をする植物や動物の骨などでできています。

冷えた身体を温める生薬もいくつかありますが、その中で代表的かつ強力なのは”附子(ぶし)”です。


ブシは身体の芯まで温めます。
なのでカゼをこじらせたり、寝冷えで芯まで冷えた時に使われます。

しかし取り扱いは要注意。
原材料は、なんとトリカブトの根っこ。
とある事件で有名になった毒ですね。
もちろん医療用は毒性を減じる加工はなされていますが、使用する場合は注意が必要です
(専門医が処方する分には安心して服用できますのでご心配なく)。

毒で有名なトリカブトですが、そこは素晴らしい先人たち。
きっとトリカブトの量を計りながら、この量ならOK!この量では死んでしまうなど、いろいろ経験を蓄積してきたと思います。
この試行錯誤(といより、壮大な人体実験)のおかげで、トリカブトの適量を見つけ、ブシという名前の生薬として医療に役立ててきたのです。

私たちは先人の知恵と経験、ときには尊い犠牲のおかげで、漢方を手に入れその恩恵を受けているわけです。
ありがたや、漢方の先人達。

以上、診察室からお伝えしました!!