漢方薬と安定剤を使ったハイブリッドな治療法

こんにちは、徳田です。

今回は漢方薬と安定剤を使ったハイブリッドな治療法についてお話しします。

 

漢方薬と安定剤、一方は東洋医学でもう片方は西洋医学。

東洋医学と西洋医学は、病気に対する考え方や治療法が全く違います。

パソコンで例えると、MacとWindowsみたいに違います。

 

この両者は真逆で相入れない印象があります。

でも使い方しだいではお互いの強みと弱みを補う関係になります。

このお互いを補い合う関係で、治療の効果が高まります。

 

たとえば、抗うつ剤のセルトラリンという薬を内服している人がいるとします。

この方が食欲不振を訴えたとします。

セルトラリンには食欲増進の効き目はあんまり無いため、食欲を増やすためには別の方法が必要です。

この場合、西洋医学だけで押し通すとしたら、安定剤を追加します。

たとえばスルピリドという抗うつ剤を追加すれば食欲の回復は期待できます。

 

しかしセルトラリンもスルピリドも同じ抗うつ剤です。

安定剤が2種類となります。

両者は併用して処方してすることは可能ですが、副作用の眠気や緩慢さはひどくなる可能性があります。

 

そこで東洋医学との組み合わせ、漢方薬で対処するするときはどうなるか。

 

スルピリドの代わりに、六君子湯(りっくんしとう)を選んでみましょう。

 

六君子湯は人参等の6種類の生薬が配合されており、元気を補います。

漢方では食べ物から元気を補うという考え方をしますので、これらの生薬が消化吸収機能を整え、食欲を回復させます。

六君子湯を使えば安定剤使用を節約できますし、六君子湯の食欲増進作用で元気になることも期待できます。

 

ここで重要なことは、漢方薬は安定剤の代わりはできません。

しかし組み合わせの工夫をすれば、安定剤を減らす事はできます。

 

たとえて言うならば、完全な電気自動車を作ることは難しいです。

でも電気とガソリンを組み合わせて走る車、ハイブリッド車は作れます。

このハイブリッドでガソリンを節約し、環境をクリーンするような感じです。

 

このように、当院では東洋医学と西洋医学のいいとこ取りをしながら、患者さんをより良い方向へ促していこうと考えています。

この組み合わせで創意工夫をすることって、とても大事です。

このハイブリッドな物の考え方と治療法、一緒に体験してみませんか?

 

今回は以上となります。

ご清聴ありがとうございました。

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