手洗いのし過ぎ、それって強迫性障害

こんにちは、徳田です。
今日はご相談をいただきました
40代女性
「新型コロナ感染症が怖くて仕方ありません。
いつも手洗いをしていますが、いくら洗ってもまだウイルスが手についているのではと不安になり、なかなか手洗いを止められません。
インターネットの情報も気になり、ずっとネットを見ています。
これって病気ですか?」
という事でした。
結論から言うと、強迫性障害が考えられます
強迫性障害の強迫とは、未来の不安が強く迫ってくるという意味です。
未来で抱えるはずの不安を、先取りして今やってしまうのです。
新型コロナに関しては確かに予測不可能で、未来に関する不安はごく自然な反応です。
不安は神経が敏感になっている警報器です。
その警報器が鳴り続けると、その警報器を止める事ができず、ずっと鳴りっぱなしになります。
そうなると、その不安を打ち消すための行動に走ります。
1回手洗いしたけど、不安になってまた手洗いをしてしまうという行動です。
最初は1回の手洗いで済んだのが、次第に何回も手洗いを繰り返すようになり、手洗いから次の行動に移れない、手洗いに1時間かかるというケースもあります。
中には水道代で10万円かかったというケースもあります
ポイントは、この過剰な手洗いが自分でもやり過ぎだと分かっている事です。
しかしこの強迫性障害は脳の一部の病気です。
こころは不合理だと分かっていても、脳の一部が敏感のまま続いており不安が収まらないのです
ここでご意見をいただきました。
「不安のために手洗いをし過ぎるのは分かった。
でもどうしても手洗いをしてしまう。
具体的にはどうしたらいいでしょうか?」
具体的な対応としては
マイルールを決めましょう。
不安の悪循環を断ち切るのは行動です。
繰り返すという行動があれば、止めるという行動もあります。
自分で手洗いするタイミングを決め、1回手洗いをしたら2度3度と続けて行わない。
あるいは、インターネットの情報は信用できるサイトから、見るのは1日2回まで
などと、具体的な行動指針を決めて不安を断ち切りましょう。
今何をすべきかという、今に意識を向けましょう
強迫性障害は脳の一部の病気です。
日本には具体的な調査は少ないのですが、人口の1%程度はいるので国内で100万人いる計算です。
決して珍しい病気ではありません。
手洗い以外にも、カギや水道の蛇口、ガスの元栓確認などが頻繁であれば、強迫性障害の可能性もあります。
この確認行動で生活に支障を来したら、心療内科・精神科を受診してください
以上、強迫性障害についてお伝えしました。